防府市アイゴプロジェクト

Let's eat well and protect the rich satoumi

本プロジェクトでは、藻場を守り増やす活動と併せて、アイゴのレシピ開発や商品化に取り組んでいます。

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アイゴプロジェク情報

美味しく食べて、豊かな里海を守ろう。

海の中には、海藻が生い茂る「海の森(藻場)」があります。多様な生き物が息づき、命の循環が行われる「海のゆりかご」ですが、近年、海水温の上昇などから海のバランスがくずれ、「海の森」の減少が問題になっています。その原因の一つが、アイゴなど海藻を食べてしまう食害生物による「磯焼け」です。私たちは、このアイゴを美味しく食べることで、「海の森」を守る「アイゴプロジェクト」を始動しました。
アイゴは、背びれや腹びれに毒があり、独特の臭みがあるため市場で値がつかない「未利用魚」に分類されますが、東瀬戸内では、知る人ぞ知る美味しい魚として親しまれています。また沖縄では、アイゴの稚魚を塩漬けした「スクガラス」は沖縄料理の定番メニューにもなっています。
本プロジェクトでは、藻場を守り増やす活動と併せて、アイゴのレシピ開発や商品化に取り組んでいます。

まだまだ知らない「アイゴ」の秘密

Secrets of 「Aigo」 still unknown

学名 : Siganus fuscescens
分類 : スズキ目ニサダイ亜目アイゴ科アイゴ属
分布 : 比較的暖かい水域を好み、青森県から九州南岸の沿岸や浅い岩礁地、藻場に生息。海外では済州島や台湾、フィリピン、南シナ海、インドネシア、西オーストラリアなど。
生態 : 成魚は25~45cm程度。産卵期は4月~7月。孵化後1ケ月で体長30ミリ前後になり、沿岸浅場に群れをなしてよせる。藻類を主とした雑食性で、藻場の減少が甚だしい一因とも言われている。

英名はラビットフィッシュ、和名は藍子(アイコ)さん?

「アイゴ」の名前の由来は、アイヌ語で棘のあるイラクサを「あい」と呼ぶことから、「あい」は棘のある、「ご」は魚を表す語尾をつけたもの。一方で、鮮度が悪いと臭みが出るため「バリ(尿=いばり)」と呼ばれることも。また背びれなどにトゲに毒があるので、「おいしゃ(お医者で注射をする意)」と呼ぶ地域もあります。ちなみに、英名の「ラビットフィッシュ」はウサギに顔が似ているから。海藻類を食べやすいようおちょぼ口で、前歯が突き出て、よく見ると愛嬌のある顔をしています。

 

アイゴの仲間は27種類。沖縄も「スク」もアイゴです

アイゴは、スズキの仲間で、27種類が確認されています。
温暖な海域を好み、青森県から九州南岸の浅い岩礁地、藻場に生息しています。海外では、済州島や台湾、フィリピン、南シナ海、インドネシア、ミクロネシアなど広く生息していて、カラフルな種類は観賞魚としても人気です。また、沖縄で食べられている「スク」もアイゴ。稚魚の塩辛を豆腐にのせた「スクガラス」は沖縄料理の定番ですね。

好きな人は病みつき?じつは美味しい魚

Are people who like it addicted to it? Actually, it\'s a tasty fish

アイゴは、スズキの仲間で、27種類が確認されています。温暖な海域を好み、青森県から九州南岸の浅い岩礁地、藻場に生息しています。海外では、済州島や台湾、フィリピン、南シナ海、インドネシア、ミクロネシアなど広く生息していて、カラフルな種類は観賞魚としても人気です。また、沖縄で食べられている「スク」もアイゴ。稚魚の塩辛を豆腐にのせた「スクガラス」は沖縄料理の定番ですね。